伊豆長岡温泉にある『三養荘』のことです。
三養荘と言えば、旧三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として、京都の庭師小川治兵衛の手による壮大な日本庭園の中に、瀟洒な数奇屋造りの和風建築邸として建設されたことで知られています。
昭和22年、旅館『三養荘』として営業を始め、増築などを繰り返し、昭和63年には、建築家・故村野藤吾氏の設計による新館もオープンし、平成5年に新館最後の建設が完成し、現在に至ってる西武(プリンスホテル)グループの旅館です。

(写真は、小督KOGOUと言う部屋から見た庭園です→このお部屋、別邸の時代は、書斎として使われていたそうです)
まだまだ、三養荘の歴史は、とてもとても深く、ちょっとこのグログなどでは、書き尽くせそうになにので、又の機会にします。
三養荘の若い友人の笹尾副支配人より庭園の「とべら」が綺麗に咲いていて、とても良い香りがしているとの情報をもらいさっそくおじゃましました。

『とべら』(扉・海桐花)とべら科とべら属
光沢のある緑の葉に美しい白い花が咲き、甘く淡い香りが特徴。
名前の由来は、大晦日や節分の日にこの木を「扉」にはさんで魔除けにしたことからとのこと。
実際、香りはほんのりの気になるような気にならないような、とても良い香りです。(ありきたりな表現でした。)
ありがたい、魔除けになる花を見たので、良い事がありそうです。
先日までは、つつじも綺麗に咲いていたようです。
三養荘の3000坪の庭園のスケールはどうぞホームページで確認してください。(http://www.princehotels.co.jp/sanyo-so)

(写真は、ちょっと高台にある東屋からうつしました)
庭を一通り散策した後、向井女将や旧知の営業のベテランの鈴木さん・渡辺さんと笹尾さんを交え情報交換です。(世間話・・・)
楽しい会話についつい長居してしまいました。
そろそろタイトルの桶の話題です。

お部屋の内風呂(温泉)に置かれている風呂桶です。
信じられないような軽さです。
ビックリしました。
材質は、槙(まき)の木です。

これは、本当に珍しい、貴重な名品だそうです。
京都の桶屋の老舗『たる源』の風呂桶です。
『たる源』のこと少し調べました。
看板商品は、日本一高級な湯豆腐桶だそうです。
年間15組位しか作られていないようです。
本当に手に入らないそうです。
やっぱり気になります。
聞いちゃいました。
この位の風呂桶、40000円位だそうです。
それでも注文から手に入れるには、かなりの時間がかかるそうです。
恐るべし三養荘・・・・・・
風呂桶にもこのこだわり!凄い・・・
この際、立て続けにびっくりした事をあと2つ。

庭園からお部屋に入るときに上がる『靴脱ぎ石』です。
巨大な「くらま石」です。地上に出ている部分は、50cm位ですが、地中には、1m50cm位が隠れているそうです。
どうしてこんな大きな石をどのようにこの中伊豆まで運んできたのでしょうか?

『松風』の縁側のガラスです。
今は、めったに見ることができなくなった「ゆがみガラス」です。
たいへん今は、貴重です。割れたら補充は、出来ないようです。
他にも、三養荘には、貴重で不思議なものがたくさんあるようです。
今日は、時間の関係で見ることができなかった、大広間の人間国宝の江里佐代子さんが製作した、截金が施された舞台正面や、中広間の巨大な床柱、後藤新平氏の田舎屋を移築した、「バー狩野川」のレトロ感などです。

(写真は、プライベートな庭が付いた客室です)
一般的には、宿泊料金も高額料金の三養荘ですが、よくよく中を覗くとどうしてその料金になるのか、見合うのか良くわかりました。

目から満腹感をもらった一日でした。
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